Embedded BI

Jaspersoft Embeddedを含む、
モバイルアプリケーション、ネイティブアプリケーション、クラウドソリューション、自社ソリューションなどに活用可能

アプリケーション開発者が抱える課題

アプリケーションに対する顧客の要求は益々エスカレートしています。

特にアプリ内のデータ活用した分析やモニタリングに対する様々な要求です。
しかし、従来のBIツール提供では、スピード、コスト、価値創出とも不足しています。

機能不足

アプリで提供している標準のレポートやダッシュボード機能では不足で、顧客のニーズに応えられない。​

開発要求の増加

アプリ内のデータを活用した分析やモニタリングに対する様々な要求は、年々増える傾向にある。

効率低下・コスト増

開発やカスタマイズには工数とコストがかかり、クラウドサービスでは割に合わない。

サービス概要

これらの課題は、Embeded BIの「Jasparsoft」が解決します

顧客の機能ニーズに応えられます

BIプラットフォームがアプリケーションのユーザーインターフェイス内に直接配置され、最先端のレポート、ダッシュボード、およびアナリティック・ビューを機能させることができます。

開発工数とコストを削減、素早く提供できます

クラウドやローカルに配置されたアプリケーションへ組み込めば、最先端のレポート機能と分析機能が数週間で完全に機能します。構築に多大な時間と費用がかかりません。従って、貴社はアプリケーション本来の機能要件に注力出来ます。

アプリケーションの価値が上がります

アプリ上で最高のレポートとダッシュボードを作成することで、顧客満足度が向上します。アプリの価値を引き出すのは、データを顧客のビジネスにどのように活用できるかです。

機能紹介

的確でタイムリーな情報を得てより良い決定を下す

レポーティング(報告)​

Jaspersoft Business Intelligenceレポーティングソフトウェアは、1つ以上のデータソースから情報を取得し、ビジネスユーザーにとって読みやすい、インタラクティブな形式で提示します。インタラクティブピクセルの完全な、および/またはアドホックベースのレポートをWeb、プリンタ、またはモバイルデバイス用に設計します。

トレンドを特定し、問題を特定する

セルフサービス分析

Jaspersoftのデータ分析ソフトウェアは、より良い意思決定を素早く行うために、OLAPまたはインメモリ分析を使用してデータのあらゆる種類をモデル化、操作、視覚化するために使用されます。任意のデータソースに対する強力なリレーショナルOLAPまたはインメモリ分析を使用して、データを探索します。

ビジネスの状態を俯瞰して表示する

ダッシュボード (モニタリング)

Jaspersoftダッシュボードソフトウェアは、データとグラフィカルインジケータを組み合わせて、ユーザーが迅速に行動するための情報の概要を一目で把握できるようにします。 エグゼクティブやナレッジワーカー向けの内部または外部データを使用して、複数のレポートダッシュボードを構築できます。

データマートまたはウェアハウスを構築する

データ統合 (ETL)

Jaspersoftのデータ統合ソフトウェアは、さまざまなソースからのデータをレポートおよび分析の目的でデータウェアハウスまたはデータマートに抽出、変換、およびロード(ETL)する。いくつかの異種のリレーショナル・データ・ソースまたは非リレーショナル・データ・ソースを活用して組み合わせることができます。

開発者が好み、エンドユーザーが欲する、簡単な組み込み分析

組み込みツール(Visualize.js)

Visualize.jsは、インタラクティブなHTML5レポート、ダッシュボード、ビジュアライゼーションを組み込む為の、言語に依存しない方法を提供するJavaScript APIフレームワークで使いやすさを実現することで、アプリケーションに価値をもたらします。開発者が考える通り動作する唯一の組み込みBIツールです。

ビジネスインテリジェンス・プラットフォーム

セキュリティ&監査サービス

レポート、ダッシュボード、分析ビューを中央管理リポジトリで保護・管理行とセルレベルまでのレポートと分析への安全なアクセス監査及び監視サービスは、診断、コンプライアンス、及びパフォーマンスメトリックスを提供カスタマイズ可能なAPIによるシングルサインオン(SSO)のサポートにより、サードパーティのID管理ソリューションとの統合と設定を簡素化

メタデータレイヤー

メタデータレイヤーのフィルターとセキュリティルール ウイザード駆動のデータ仮想化ツールは、ETLまたはデータウェアハウスを使用せずに単一のメタデータビューで複数のデータソースを統合する

マルチテナント

Java、XML、HTTPプロトコルを使用してアクセス可能なWebサービスベースのプラットフォームカスタマイズの為のCSSベースのユーザーインターフェース、ディバイス&“テナント”固有のUI、企業の再ブランド化要件リレーショナル、OLAP、及びビッグデータソースとの統合の為のデータソースの拡張性

導入の流れ

1

ゴール設定

対象のアプリケーションにより生成されるデータは、ユーザーにとってどのような価値を生み出すかを検討

2

要件定義

ユーザーはそのデータをどのようなシーン、タイミングでどの様な表現を必要としているかを検討

3

概要設計

対象のアプリケーションの中に組み込むイメージを作成

41

データ設計

対象のデータの絞り込み及び二次加工の有無を検討

5

セキュリティ管理設計

対象ユーザーの部門や役割によるコンテンツ管理やセキュリティ要件の検討

6

ツール選定

ヒアリング内容を基に、詳細な設計を行います。お客さまの業務を分析し、ビジネス戦略に適合するシステムを設計します。

7

POC実施

プロトタイピングにより実現方法の確認

8

見積り

組み込みプロジェクトの見積り

9

実開発

初期プロジェクトでは、出来るだけ少ないコンテンツでスタート

0

サービス展開

ユーザーの反応を確認しながらスパイラルアップしていく

ご提供形態

貴社アプリケーションに直ぐに組み込み可能な必要コンポーネントをすべてご用意

本サービスに含まれるサービス内容
■ クラウド/VM環境の提供(管理・監視)(オプションにてスペック拡張可能)
■ M3 Embedded BI PackのBIソフトウェア環境の提供(管理・サポート)
■ 組み込み開発作業(オプション)

※1 分析・レポート・ダッシュボード用のデータベース作成サービス(オプション)
※2 ETLツールもしくはプログラム処理にてデータの抽出・変換・ロードを行うサービス(オプション)
※3 アプリケーションに組み込み用のJavaScript API (本サービス標準提供)

導入事例

Agiliance RiskVision™ソフトウェア

Agiliance RiskVision™ソフトウェアについて
2005年に設立され、ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)プログラムに統合されたリスク管理ソリューションを提供。 そのAgiliance RiskVision™ソフトウェアは、リスクを可視化し、測定し、実行可能にする為の一定のビューを提供します。今日、Agiliance RiskVision™は、GartnerやForrester Researchなどのアナリスト企業がAgilianceの製品分野の企業に与えた最高のランキングを達成しました。

ユーザーによる高度な独自レポート開発を容易に

Agilianceは、Agiliance RiskVision™のレポート関連機能の作成と保守に多大な時間とリソースを費やしました。これにより、顧客が最も重要なリスクを特定、測定、緩和または是正する為のコアコンピテンシーに関連する機能の開発に役立ちます。Agilianceは、ユーザーがAgiliance RiskVision™で独自のレポートを作成しやすくし、顧客が高度にカスタマイズされた独自のレポートを開発することを容易にしたいと考えました。

完全機能の組み込みBIをAgilianceプラットフォームに提供

AgilianceはJasperReports Serverを統合し、完全機能の組み込みBIをAgiliance RiskVision™プラットフォームに提供し、データ分析、ダッシュボード、インタラクティブでピクセルパーフェクトなレポート作成、セルフサービスのアドホックレポートを可能にします。Agilianceでは、Jaspersoft® Studioを使用して独自のレポートを作成することもできます。

開発コストの削減と応答性の高いサービスが実現

迅速なレポート作成ソフトウェア – Agilianceとクライアントは、Agilianceのコストを削減し、Agilianceの顧客に迅速な意思決定の為の洞察を与えることで、以前よりも少なくとも50%速くレポートを作成できます。

• 開発コストの削減
顧客対応の開発者を人員削減し、リスクの特定、測定、および軽減関連の機能を開発する為に再配備できます。

• 応答性の高いサービス
Agilianceのサービス組織は、以前より大幅に迅速に顧客のレポート関連プロジェクトを完了します。

Tomax Corporation

Tomax Corporationについて
Tomax Corporationは、小売業界向けの管理ソリューションを提供する独立系ソフトウェアベンダー(ISV)です。 100を超える小売チェーンは、小売業者のデータ、商品、店舗運営、顧客経験、および労働力を管理する為の、統合された単一の集中ソリューションを提供するRetail.netソリューションを使用しています。 このマルチテナントのSaaSソリューションは、多数の小売業者が一度にすべての店舗を見渡すのに役立ちます。 目標は、データ、アクションアイテム、およびアクティビティをまとめて、小売業者がビジネスを管理および最適化するのを支援することです。

すべてのユーザーのやりとりに一貫性を持たせたい

主要な設計理念も同様に発揮されました。まず、Tomaxはすべてのユーザーのやりとりに一貫性を持たせたいと考えました。この目的のために、Retail.netアプリケーションのすべての部分をユーザーおよびロールを意識した形で使用できるようにするシングルサインオン設計を採用し、ビュー、データ、およびプロセスを適切かつ一貫してユーザーに提示しました。選択した組み込みBIテクノロジには、この構成を効率的にサポートするセキュリティおよび認可APIが必要です。

Jaspersoft Professional Business Intelligence Suiteを選択

これらの基準に基づいて、Tomax開発チームは、商用オープンソースのJaspersoft Professional Business Intelligence Suiteを、柔軟なライセンス、ポータルおよびセキュリティサービスとの容易な統合、オープンスタンダードの実施形態として選択しました。

世界の主要な小売業者を獲得し、提供する為に

世界の主要な小売業者を獲得し、提供する為に必要なあらゆるフォーマットとチャネルで、完全かつ費用対効果の高い情報配信を実現。 Retail.netアプリケーションにJaspersoftテクノロジを統合することで、小売顧客にとって最も重要なことを達成することができました。レポート、ダッシュボード、分析、および臨機応変なクエリ機能を正確に提供することができました。

よくあるご質問

Q : 組み込みBI( Embeded BI)の対象は誰ですか?

A : パッケージベンダーもしくはクラウドサービス提供会社、社内アプリを構築・運用されているシステム部門(アプリケーション提供者:ISV)です。

  1. SaaSまたはクラウドアプリケーションご提供の会社
    外部ポータルや顧客対応のアプリケーション向けに、クラス最高のレポートと組み込みBIダッシュボードを提供して、サービスの価値を向上させます。
  2. 商用ソフトウェアアプリケーションご提供の会社
    組み込みセルフサービスのレポートデザイン、ダッシュボード、および分析機能を使用して、アプリケーションを強化する。

  3. 社内構築アプリケーションを構築・運用されているシステム部門
    カスタムまたは社内で構築されたアプリケーションに対してより多くの情報を提供したり、組み込み分析を使用してブランドと顧客関係を改善したりできます。

Q : OSSライセンスについて

A : 以下のライセンス体系となります。

 コミュニティ版商用版
ライセンス名称GPL/AGPLv3
LGPLv3
ISV
サブスクリプション
通常エンドユーザー
サブスクリプション
複製・改変・配布権の行使 
テクニカルサポート ○*1
インターオペラビリティの確認・承認 
保守・アップデート○:不定期◎:定期◎:定期
瑕疵保証 ○*1
知的財産権等の侵害補償 ○*1
利用するユーザープログラムのソースコード提供義務○*2  

*1 :ユーザーの改変部分は対象外
*2:ASP/SaaSモデルも対象(JasperReports Server)

Q : 組み込める機能にはどんな違いがありますか?

A : Jasparsoft(Embeded BI)には以下の組み込みレベルが可能です。

レベル1組み込みレポートライブラリを使用した静的レポート ・きめ細かな帳票
レベル2レポートサーバーを使用したシンプルな対話性、スケジューリング、セキュリティ、および配布による管理されたレポート・帳票
レベル3レポートサーバーを使用する高度にインタラクティブなレポートと
ダッシュボード
レベル4BIサーバーを使用したセルフサービスのアドホックレポート
レベル5BIサーバーを使用して、データマートに対するセルフサービスデータ探索(フルサービス)

ー組み込みのご相談はお気軽にー